2014年10月09日
1か月前の練習
さぁ、レースに備えての調整に入るときです。
1か月前は、エリートランナーも初心者の皆さまも同じですが、練習の負荷の与え方、疲労を抜くこと、食事の摂り方、体調管理・・・ともっとも気を使うときです。
少しでも速く走りたいがために、スピード練習をやってみようなどとは絶対に考 えないでください。この練習をやってしまったために筋を損傷したりすると、修復に1か月以上かかってしまいますし、筋の修復のため糖が使われてしまいま す。そうなると、走るのに必要なグリコーゲンの再生が遅れ、疲労の原因にもなりかねません。このため、必要以上の負荷をかける練習は避けてください。
睡眠を十分にとる、食事はバランスを考える、そして体調面では季節の変わり目なので、風邪をひかないように気を付け、これまでの練習を継続してください。
詳しい練習メニューはこちら
ランニングフォームについて
初心者ランナーの皆さま、この時点でフォームのことをいうと、かえっておかしなフォームになって走れないこともあるかと思いますが、次回の参考になればと思い述べてみます。
●全体の姿勢は、頭上からロープで吊り上げられた状態をつくり、頭の位置が体の中心の上に
くるようにしましょう。
頭が前になる人はあごを上げ、頭が後ろになる人はあごを引くとよいでしょう。
●腰を最初に前進させるイメージをつくりましょう。
●胸を張って酸素吸入が楽にできるようにしましょう。
●着地は足裏の面でとらえて、母指球でプッシュしましょう。
●目線は地面と平行線上を見ながら走りましょう。
●腕振りは、上体の力を抜いた状態でひじを曲げて前後に振りましょう。
●手首は力を抜いて、外側に開かないようにしましょう。
手の親指に力が入ると肩まで力が入ってしまうので、むしろ小指を軽く握る感じを
つくりましょう。
●着地のときに、かかとがひざの真下にあるように走りましょう。
かかとがひざより前に出るとブレーキがかかってしまいます。
●走法にはスライド走法とピッチ走法がありますが、初心者は全身の筋力がないので、
ピッチ走法をおすすめします。
ランニング時は、片足に体重の3~5倍の力が加わります。
筋疲労、ひざ、足首、腰の負担を軽くして、毛細血管の破壊を少なくするためにも
ピッチ走法で走りましょう。